NICOの海外blog@Canada

カナダのトロントにワーホリさせていただいているニコから海外生活の情報を発信します!

ホームステイについて

ホームステイについて

 

今回はカナダのトロントでホームステイを経験した私からホームステイについて紹介させていいただきます。

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カナダ国旗
  1.  ホームステイってなに?どうやって決まる?

  2. 食事について

  3. 部屋について

  4. 料金について

  5. ホームステイのはじまりと引っ越し前のこと

  6. 残念なホームステイ事情

  7. 英語について
 
 私はカナダに渡航して2か月間トロント市内でホームステイさせていただいていました。日本でエージェントさんを通して学校が契約しているホームステイ先を紹介してもらい、1か月(4週間)のみ予約しました。実際にホームステイさせていただくと居心地がよかったので延長して合計2か月住まわせていただいていました。
 ワーキングホリデーの方はほぼホームステイからカナダ生活をはじめることが多いと思います。ホームステイ以外には1週間くらいホステルやホテルを予約してその間にシェアハウスを決めたり、日本でシェアハウスを決めて渡航したりする人もいます。ごくまれに住む場所も決めずに飛行機のチケットだけ取ってこっちに来る人もいます。
 時期によって物件の数にかなりばらつきがあるので、家がすぐ決まることもあればかなり苦戦することもあります。カナダでは契約してデポジット(前払い料金)を支払っていたとしてもから前日にキャンセルされる場合も結構あります。一番確実で安心なのはホームステイだと思います。
 

 1.ホームステイってなに?どうやって決まる?

 基本的にホームステイはエージェントさんか学校を通して決定します。ホストのタイプや部屋の間取り、子どもやペットなどの家族構成も含めて希望を伝えると希望に合うホームステイ先を提案してくれます。渡航の1~2週間前にホームステイ先が決定し、その後ホストの名前や住所、家族構成などの基本情報を得ることができます。

 私はホストがホームステイ用のフェイスブックページをもっていたので閲覧し、住所をグーグルマップで検索し、治安がいいところかどうか調べるとともに家の外観や周りの写真を確認しました。日本を出てホームステイ先につくまでは携帯はWi-Fi環境でしか使用できない状態だったので、家の外観をスクリーンショットして保存し、当日タクシーから降りて住所と画像とを現地で照らし合わせて確認しました。

 

2.食事について

 ホームステイは基本的に食事付きで、朝昼夕の3食か朝夕の2食か選択することができます。食事内容で料金が変わるので契約の時に選択する必要があります。私の場合は2食で契約しましたが、学校に通っていたこともありホストマザーが昼食も作ることができるといってくれたのでお願いし、追加料金の12ドルをホストマザーに直接現金で支払いました。なぜ12ドルだったのかはわかりませんが、2か月間それ以上の支払いはなく昼食を作ってくれていました。

 朝:トースト、ラップのどちらか

 昼:サンドイッチ、ラップ、サラダ、夕食の残り物のどれか

 夕:基本的に白米(日本米ではないです)と

   メイン料理(煮込み料理が多かったです)、たまに野菜や豆を煮込んだもの

 そのほかには、常にダイニングテーブルにフルーツ(りんご、バナナ、洋ナシ、すももなど)とカップケーキやパウンドケーキ(市販のもの)を置いてくれていて自由にいつでも食べることができました。

 土日にホストが不在のときは事前に伝えてくれ、パンや残り物などを食べていいと言ってくれていました。私は出かけたり、バイトなどで不在のことが多かったですが、夕食に間に合わなければ夕食をタッパーに入れておいてくれて、帰宅後食べるか次の日の昼食にもっていっていました。

 

3.部屋について

 ホームステイ先は2階建てでベースメント(地下)もあったので3階建ての構造で私の部屋は2階で鍵なしの7帖くらいの個室でした。カナダは基本的にベースメントがあり、ベースメントは窓がある場合とない場合があります。窓がないかあっても小さい場合は光が差し込まずかなり暗いので日差しの入る明るい部屋に住みたい方は希望するときに伝える必要があります。

 部屋には高さ100㎝程の横幅200㎝程のチェストがあり、小さ目ですがクローゼットもあったので服や荷物を入れるのには困りませんでした。勉強机と椅子もありかなり重宝しました(ステイ先によってはない場合があります。友達はベッドの上で勉強していました。)、チェストの上に鏡があり、それと別に全身ミラーも置いてくれていました。

 同じフロアにユニットバスがあり、私ともう一人の生徒の2人で共有でした。シャワーはバスタブの中で浴びる形で日本のように湯船につかることはできませんでした。シャワーは固定されていたので不便で、新しい家ではなかったこともありお湯が熱くなったり、冷たくなったり、勢いが弱くなったりすることは日常的でした。小さい子どもがいたので基本的にホストの就寝時間は10時頃で音が大きい換気扇を使うことができず、深夜の入浴はできませんでした。私はバイトで帰りが遅くなることが多かったのでそこは不便でした。

 タオルは持参する形でしたが持ってきていないといけないからと1枚貸してくれていたので持参したものと借りたものと両方使っていました。洗濯の日が週に1回だけで、自分で自由に洗濯することはできなかったのでタオルは多めに持ってくるか購入する必要があります。多くのホームステイやシェアハウスは洗濯は週に1回だと思います。洗濯の後は乾燥機にかけてくれますが、かなりパワーが強いので衣服が傷むことがあります。シーツ交換は2週間に1階でホストマザーがしてくれていました。

 

4.料金について

 ホームステイの料金ですが、私の場合は学校から1時間、地下鉄の駅からバスで20分、バス停徒歩2分、鍵なし2階個室の2食付きで月に800ドルでした。4週間延長した分と昼食代にホストマザーに2か月分12ドル現金払いしたので合計1612ドル支払いました。この立地で3食だったのでこの値段は安い方かなと思います。

 

5.ホームステイのはじまりと引っ越し前について

 基本的には学校が始まる前日が初日ですが、希望があれば有料で1週間前や希望の日数泊まることができます。私の場合は2日前に渡航しましたが追加料金なしで宿泊させてもらうことができました。フライトが22時着だったので23時くらいにステイ先に到着しましたが、笑顔で出迎えてくれました。会ってすぐにあなたは私たちの家族の一員だからなんでも言ってと言ってくれてかなり嬉しかったのを覚えています。お土産の抹茶のお菓子を渡すと喜んでくれました。日本特有のお菓子やおもちゃ、雑貨を渡すと喜ばれると思います。
 2日目には学校まで車で連れて行ってくれて、どのバス停や地下鉄の駅を利用すればいいかや地下鉄の出口や学校の入口がどこか丁寧に説明してくれました。TTC(トロントの地下鉄、バス、ストリートカーのサービス会社)の利用方法を説明してくれてプレスト(TTCを利用するときに使用するICカード)を買い方も教えてくれました。そのあとには携帯会社にも連れて行ってもらえ、SIMカード契約の手続きにも付き添ってもらえたのでかなり助かりました。エージェントさんによっては空港に迎えに来てもらうときにプレストとSIMカードを渡してくれるところもあるようです。
 引っ越しのときですが、2週間前までに延長するか引っ越すかを決める必要がありました。引っ越し前には次の引っ越し先にないものはあるか聞かれて、ケトルがないんじゃないかとかお皿やタオルやシーツがないんじゃないかと聞いてくれました。ケトルがないことを伝えると、使っていないケトルを無料で貸してくれて、必要なくなったら返してくれたらいいと言ってくれました。引っ越す前日にも、もし引っ越し先がよくなかったらいつでも帰ってきていいからと言ってくれて、もし必要なものがでてきたら返ってきてこの家からもっていったらいいからとも言ってくれていました。とてもいいステイ先に住まわせてもらうことができ、本当に親切にしてもらってかなり幸せでした。
 引っ越しの前にお世話になったホストに花束と小さなお孫さんがいたのでその子におもちゃを買って渡させてもらいました。ホストからはぬいぐるみとマグカップをいただきました。ありがとうございました。

 

6.残念なホームステイ事情

 ホームステイ先には本当にあたりはずれ、合う・合わないがあります。私の知り合いは来て3日でホストが旅行に出かけ1週間放置されたり、食事を準備してくれずにカップ麺を渡されたり、悪いところではホストファザーからパワハラやセクハラをされた子もいました。

 また、ホストによってフレンドリーかどうかや英語のレベルやなまりが様々なので会話がほとんどない場合や会話を続けるのが難しい場合もあります。

 私はなにをホームステイ先に希望として伝えたらいいかわからなかったのでとりあえずフレンドリーなことだけを条件にしました。学校側が5つ星のステイ先を選んでくれたので運よくいいところに住まわせてもらうことができて感謝でした。
 今からホームステイ先を決める方は家族や友達のような関係を持ちたい、英語を話したいのであればフレンドリーな家族を選ぶことは必要だと思います。あとは学校や職場から1時間以内の立地も大切です。トロントに住むとTTCを利用することになると思いますが、遅延することがかなり多いです。特にバスやストリートカーは遅れることが多く、20~30分ほど待っていると2、3台同じ番号のバスがほぼ同時にくるということも珍しくありません。通常で1時間以上かかるのに遅延で1時間半など通学や通勤にかかるとかなり大変だと思います。

 

7.英語について

 私はフレンドリーなホストを希望していたこともあり、毎日声をかけてくれて、学校やバイトはどうだったか、なにか困っていることはないか聞いてくれたり、トロントやカナダのことやイベントについて教えてくれたりと家で英語を話しやすい環境でした。 

 ホストはオリジナルはスペインで中央アメリカ出身でしたが30年ほど前にカナダに移住していたので英語もネイティブで私の発音を直してくれたりしたこともありました。LとRやBとVの違いなど家で楽しく無料でレッスンしてくれていました。6歳のお孫さんがいたので彼女と話すだけでも練習になりました。

 アクセントは人や国それぞれで違うことは当たり前ですが初心者で行くなら、聞き取りやすい英語を話すことができるホストのほうがコミュニケーションもとりやすく、居心地がいいと感じることができ、快適なホームステイ生活を送ることができるのではないかと思います。

 

このブログが少しでもみなさんの役に立ち、みなさんが快適なホームステイ生活を送ることができると嬉しいです。ありがとうございました。